2010年06月02日

狼男を撃つ銀の弾丸はない - 再び。そして何度でも

ブルックス以来、何度も何度も、大勢の口から語られていることですが、「それさえやれば万事解決」なんてソリューションはありませんよ。 ほんとに。 オブジェクト指向になじめないでも軽く触れたんですが、これについてはもう一度注意を喚起しておきたい。 ソフトウェア開発のテクニックやプロセスについては、この明白な事実を忘れてしまいがちになる人が多いようです。 どんなテクニックも、結局はただのツールに過ぎません。 万能ツールなんてあり得ないし、100%安全なツールもありません 万能ツールなんてない アジャイルプロセスについて考えてみましょう。 アジャイルプロセスは
  • 導入するためには、それなりの準備が必要
  • チームに適合させるために、プロセス自体の変更が必要
  • 導入自体より、導入後の継続的な改善が重要
  • 効果が現れるまで、根気(と覚悟)が必要
  • これさえやれば万事解決なんてこと、あるわけない
ということが言えます。 ここで、「アジャイルプロセス」はいろんなものに言い換えることができます。 「ユニットテスト」「リファクタリングの組織的な取組み」「ビルド、テスト、およびデプロイの自動化」
  • ユニットテストさえやれば、テストはすべてOKなんてこと、あるわけない。
  • リファクタリングをちゃんとやるためには、それなりの準備(知識)が必要。
なんて具合です。 100%安全なツールはない 大工さんのカナヅチ、伐採業者さんのチェーンソー、土木業者さんのショベルカーは、どれも専門業者にとっては必須の道具ですが、使いかたを誤れば非常に危険です。 プロのツールは、切れ味の鋭さによって実用性が増し、同時に危険度も増すのです。 なにが言いたいか、わかりますね? ちょっとばかり知識が必要なツールを導入したら、途端にあなたのチームメイトがバカなことをやって、なにもかもぶち壊してしまうかもしれないなんて心配は、(もしそんな心配をしてるなら)やめるべきだってことです。 もし、本気でそんな心配をしなければならないんなら、問題はむしろそこにありますよ。 つまり、あなたが心配症過ぎるのか、またはチームが深刻な人材難を抱えているということです。
posted by craftsman at 23:16 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑草の雑想
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